[ピクトグラミーティング #6] 2021-12-28(火曜日) 20:00-21:00 小学校教員を対象としたオンラインのブロックピクトグラミング説明会(図形描画を中心に)を開催します.

小学校教員を対象としたブロックピクトグラミング説明会(オンライン)を青山学院大学ピクトグラム研究所主催で開催します.

 

今回は,特にA分類で例示されている小学校5年生 算数 図形(多角形)の性質を学習するための,図形描画の機能を中心に紹介します.多くは,タートルグラフィックスで図形を描くプログラムを通じて図形の性質を学ぶ実践となっています.ピクトグラミングでは海で泳ぐ人型ピクトグラムをテーマにタートルグラフィックスにより図形描画できます.泳ぎをテーマにしているので,ピクトスイミングと呼んでいます.

 

もう一つ,人型ピクトグラムの体の部位で描く方法もあります.こちらの方法についても紹介します.

 

 

 

参加いただいた方には,授業で自由に加工し使用できるブロックプログラミングを使った図形描画に関するスライド集(パワーポイント)も差し上げます.

 

日時

2021-12-28(火曜日) 20:00-21:00

 

場所

オンライン(webex)

 

申込み方法

こちらのwebフォームから申し込みください.申し込みいただいたメールアドレスへ後日webex URL等を送付いたします.

 

[ピクトグラミーティング #5] 2021-12-20(月) 17:00-18:00 高等学校情報科教員を対象としたピクトグラミングシリーズ説明会(オンライン)を開催します.

高等学校情報科教員を対象としたピクトグラミングシリーズ説明会(オンライン)を青山学院大学ピクトグラム研究所主催で開催します.

 

2022年度から開始される情報Iの授業での活用法を中心に紹介します.

これまでピクトグラミングシリーズを使っていただいている方だけでなく,これからピクトグラミングシリーズを使ってみようと思っている方もおすすめです.参加いただいた方には,授業で自由に加工し使用できるピクトグラミングシリーズを使った情報デザイン,プログラミングのスライド集(パワーポイント)も差し上げます.

 

日時

2021-12-20(月) 17:00-18:00

 

場所

オンライン(zoom)

 

申込み方法

こちらのwebフォームから申し込みください.申し込みいただいたメールアドレスへ後日zoom URL等を送付いたします.

 

 

 

[ブロックピクトグラミング] 2021-11-19 ブロックピクトグラミングの学習用テキストを更新しました(ピクトスイミング,物体移動の章の追加)。

ピクトグラミングの学習用テキストを更新しました。一つ前のバージョン20211107に対して、5章を「ピクトスイミング」に変更し,「6章 物体移動」を追加しました。また全体的に説明を追加し,8章を変更しました。

以下のリンクからダウンロードできます.

BlockPictogramming(ブロックピクトグラミング)

BlockPictogramming学習用テキスト(8章 20211119版)

 

ピクトグラミングの学習用テキストのページからもダウンロードできます。こちらのページも更新いたしました。

学習用テキスト(ピクトグラミング,ピクソン,ジャバスクピクト,ブロックピクトグラミング)

引き続きピクトグラミングシリーズをよろしくお願いします。

 

[ピクトグラミングシリーズ] ”複数のプログラミング言語で記述可能なピクトグラムコンテンツ作成環境の提案と実装”の論文PDFをピクトグラミングサイトからダウンロードできるようにしました.

伊藤一成: 複数のプログラミング言語で記述可能なピクトグラムコンテンツ作成環境の提案と実装, 情報処理学会論文誌TCE, Vol.7, No.3, pp.1-11 (2021年10月)に関して,通常情報学広場からの無償ダウンロードは公開後2年経過後です.今回,情報処理学会の論文公開規定に基づき,ピクトグラミングサイトから無償でダウンロードできるようにしました.

ピクトグラミング関係の論文・発表

 

[ピクトグラミング] 2021-11-01 ピクトグラミングの学習用テキストを更新しました。

ピクトグラミングの学習用テキストを更新しました。一つ前のバージョン20210909に対して、「5章 ピクトスイミング」「6章 物体移動」の2章を追加しました。また8章を変更しました。

Pictogramming(ピクトグラミング)

Pictogramming学習用テキスト(英語命令 8章 20211024版)

Pictogramming学習用テキスト(日本語命令 8章 20211024版)

 

ピクトグラミングの学習用テキストのページからダウンロードできます。こちらのページも更新いたしました。

学習用テキスト(ピクトグラミング,ピクソン,ジャバスクピクト,ブロックピクトグラミング)

引き続きピクトグラミングシリーズをよろしくお願いします。

2021-08-29 ブロックピクトグラミングにいくつかの機能を追加しました(1. 反転表示,2. 線画オブジェクトのグループ化と移動,3. 文字列入出力).

ピクトグラミングのビジュアルブロック版である,ブロックピクトグラミングのPC日本語版とPC英語版を更新しました.

主に追加した機能は

1. 反転表示

2. 線画オブジェクトのグループ化と移動

3. 文字列入出力

です.

1. 反転表示

ピクトグラムというとサイン用途で使われるものが有名ですが,コミュニケーション用途で用いるピクトグラムのデザイン指針を定めたJIST0103(コミュニケーション支援用絵記号デザイン原則)およびISO19027(Design principles for communication support board using pictorial symbols)では,サイン用途の配色と反転した,黒背景に白字のピクトグラムが推奨されています.そのため,「マークを設定するブロック」に「反転」も指定できるようにしました.「マークを設定するブロック」は「図形」カテゴリの一番上にあります.

 

 

 

2. 線画オブジェクトの移動

ピクトグラミングシリーズでは,人型ピクトグラム以外のオブジェクトは基本図形(線分または円)の集合で描きます.従来からフレーム単位の描画(Processingで採用されているような描いて全て消すの繰返し)をすればオブジェクトを移動させる(ように見える)ことはできました.しかしより簡便で理解しやすい方法を実装しました.

一つ以上の基本図形から構成されるオブジェクトを定義できるブロック,定義されたオブジェクトを表示するブロック,定義されたオブジェクトを等速直線移動するブロックの三つを「図形」カテゴリに追加しました.下に例を示します.「物体を定義するための囲みブロックを使い「りんご」というラベルを設定して定義しています.囲みブロックの内部には,円と線分を描く二つのブロックがあります.これが構成要素となります.さらに「実行ボタンが押されたとき」の囲みブロックの中に,りんごを平行移動する命令があり,これにより「りんご」が等速で落下します.単に定義したオブジェクトを,定義した際の位置に表示するだけであれば,「物体〇〇を描く」ブロックを使います.オブジェクトの作成を通じて,複数の命令をまとめラベリングする手続き化の処理に慣れ親しんでもらいます.

 

等速直線運動以外の動きをしたければ,変数を設定して微小時間ごとに変化量を変えれば,実現できます.これは人型ピクトグラムを移動,回転する場合も同様です.次のプログラムは「りんご」が自由落下します.

 

3. 文字列入出力

ピクトグラミングでは,これまでも吹き出しの形で文字列を一定時間表示したり,ピクトグラムの構成要素として文字列を設定する機能はありました.しかしこれからはいずれも付加的な機能としての位置付けです.

一方,汎用プログラミング言語を用いた初学者向け学習では,文字列入出力をベースとするプログラムが題材になります.今回,カテゴリ「入出力」を追加し,ダイアログボックスを表示し値を特定の変数に格納するブロックと,画面上に小型化した人型ピクトグラムをカーソルに見立てて文字列を整列して逐次表示するブロックの二つを用意しました.この機能はすでにピクトグラミングPython言語版であるPicthonおよびJavaScript言語版であるJavaScpictには実装されていましたが,今回ブロック版にも実装しました.下の例は,高等学校情報科「情報Ⅰ」教員研修用教材でも紹介されている利子を計算するプログラムの例です.同一クラス内で学習者の習熟度に応じてテキスト型とブロック型の言語を併用する運用も想定できます.ピクトグラミングシリーズは基本静止画またはアニメーションピクトグラムを作成するのが目的の仕様になっているため,入力を要求するブロックはプログラムの最初に配置するようにしてください.途中に配置しても最初にダイアログボックスが表示されますので注意ください.

ブロックピクトグラミングPCひらがな版および各種スマートフォン版は順次新バージョンに変更していきます.

また,しばらくの間,各ページのフッタに旧版のブロックプログラミングのアプリケーションページへのリンクは残しておきます.旧版の利用が必要な場合,そちらのリンクを辿って利用ください.

次回の全体のアップデートは2021年年末を予定しています.特に高等学校「情報I」のデータ活用,中学技術科「情報分野」での授業での利用を想定した機能を中心にいくつか追加する予定です.

 

 

2021-08-21 ピクトグラミングトップページをリニューアルしました.

ピクトグラミングのトップページをリニューアルしました.

アクセスしたデバイスにより自動的に表示するトップページを変更するようになっています.

アクセスしたデバイス用の4通りのアプリケーション(Pictogramming, Block Pictogramming, Picthon, JavaScpict)と使い方へのリンクのみで構成されるシンプルかつ軽量なページです.それ以外の例えば,学習用テキスト,作品例等の関コンテンツへのリンクは全てフッター部分に集約しました.

今後は定常的に,トップページ以外のサイト構造やページをより使いやすいサイトをすべく随時更新していきます.今後ともピクトグラミングシリーズをよろしくお願いいたします.

 

(1) PC,タブレットでアクセスした場合のトップページです.

 

(2) スマートフォンでアクセスした場合のトップページです.

 

[ピクソン] ピクトグラミングPython版であるPicthon(ピクソン)で,共通テスト「情報」で採用予定のDNCL2をサポートしていきます.

ピクトグラミングの派生アプリケーションの一つであるPicthonで,共通テスト「情報」で採用予定のDNCL2をサポートしていきます.

まずは,共通テスト「情報」サンプル問題Q2で提示されているプログラム程度は動作するように実装しました.

 

人型ピクトグラムが頑張って地面に文字列を描いていきます.

画面下のプルダウンで「DNCL2」を選択すると,DNCL2の基本命令がボタン入力できます.今のところ共通テスト「情報」サンプル問題で使われている最低限度の命令のサポートのみですが,正式なDNCL2の仕様は今後公開されると思います.

DNCLは読むために最適化された記述言語なので,それで読み書きすることの一長一短もあるのですが,検討の余地があると考えて,研究,調査も含め開発していきます.

 

 

[ピクトグラミーティング #3] 2021-03-13(土) 9:00-10:00 1名,10:00-11:00 1名 開催します.

ピクトグラミーティング #3 を2021年03月13日の午前に開催します.

ピクトグラミーティングは,ピクトグラムとミーティングを合わせた造語です.

一応ピクトグラム関係(含むピクトグラミング)をテーマとしますが,教育一般や授業関係のことでも結構ですし,雑談でも結構です.1対1でzoomでお話しさせていただければと思います.

9:00-10:00 先着1名,10:00-11:00 先着1名

でお願いします.

ご希望の方(小学校から高等学校の先生限定でお願いします.)いらっしゃいましたら,Twitter のダイレクトメッセージで @kazunariito2 まで,ご連絡ください.

[ピクトグラミング] 情報処理学会 情報教育シンポジウム SSS2020において,題目”ピクッと-ピクトグラム作成を通じた状態遷移モデルの学習環境 -”が優秀論文賞を受賞しました.

情報処理学会 情報教育シンポジウム SSS2020において,題目”ピクッと-ピクトグラム作成を通じた状態遷移モデルの学習環境 -”が優秀論文賞を受賞しました.

概要:筆者は,ピクトグラムコンテンツ作成環境「ピクトグラミング」を提案している.ピクトグラミングは,プログラミング学習環境の側面も有し,様々な文脈で利用されている.人型のピクトグラムを変形する命令,線画によるオブジェクト記述のための命令,セーフティーマーク記述のための命令を併用することで,短時間でピクトグラムのデザイン指針に準じたアニメーション効果を含む多様な作品を作成できる.同時にプログラミングの諸概念が学習できるのが特徴である.また,Python言語,JavaScript言語,ビジュアルブロック言語により記述できる派生環境もインターネット公開している.ピクトグラミングおよび派生環境は,手続き型 のプログラミングパラダイムをベースとしている.ピクトグラミングの資産を活用しつつ,ピクトグラムの状態とその状態遷移を状態遷移図で表現するピクトグラムコンテンツ作成環境「Picuit(ピクっと)」を新たに開発した.本論文では,その実装方式を中心に論ずる.

 

 

論文PDFはこちらから入手できます.

「ピクッと」は,論文では状態遷移を状態遷移図で表現する方式となっていますが,これとは異なる仕様で,Pictogrammingシリーズと同様にWeb公開する予定です(2021-01-31現在).