[ピクトグラミング] 実行ボタン押下時のみ実行するモードの追加と,不具合の修正.

posted in: 開発者ブログ | 0

ピクトグラミングでは,

1.プログラムコードを記述する領域で改行

2.ピクトグラムの体の部位のドラッグ,背景部分のドラッグによる命令の追加

3.命令入力支援ボタンの押下による命令の追加

4.実行ボタンを押下

の4つのケースで実行されます.

これは,1命令追加されるたびにその一連の動きと命令の対応を学習してほしいという目的があります.

 

一方で,比較的長い時間のアニメーションを作成する場合,新しく追加した命令が実行されるまで一定の時間を要します.ユーザによっては,プログラムを考えているときに,ピクトグラムが動くので気が散ってしまうという声もありました.

静止画のピクトグラムを作成する場合のポイントとして,お絵かきツールとは違うので,余分なオブジェクトを取り除いて,伝えるべき情報をできるだけシンプルな形状で表現するというのがあります.さらに,アニメーションピクトグラムを作成する際のポイントとして短い時間で伝えるべき情報を正確に伝えるというのがあります.何十秒も凝視しないと意味が理解できないのであれば,ピクトグラムの本来の目的を果たしているとは到底言えません.

しかし,ピクトグラミングでは,線画の描画機能などの機能も有しており,用途によっては,時間を要するアニメーションを作ることもあります.

そこで,上記の4つのケースのうち「4.実行ボタンを押下」のときにだけ実行するモードを追加しました.

画面右上に並んでいる一番右の再生マークの右のチェックボックスをオンにすると「4.実行ボタンを押下」のときだけ実行されるようになります.

 

 

また,ピクトグラミングにはもともと早送り再生モードというのがあったのですが,これがここ数週間機能していませんでした.それを修正しました.下のボタンを押して実行すると高速にアニメーションが再生されます.

あと1点,特定の条件下でコードが消えてしまうという不具合がfirefox以外のブラウザで発生しましたので,原因を特定し,これを修正しました.

 

[ピクトグラミング]IE(インターネットエクスプローラ) 利用において命令入力支援ボタンにより入力した場合の不具合への対応

posted in: 更新情報, 開発者ブログ | 0

2019年ゴールデンウイーク前の色々なピクトグラミングの機能追加が原因で,IE(インターネットエクスプローラ) を使ってピクトグラミングを使用する場合に限り,命令入力支援ボタンにより入力した際にすでにプログラム入力領域に入力されている命令の一部が消えてしまうという不具合が発生するようになったと報告を受けました.これを修正いたしましたので,報告いたします.IEは独自仕様が多く,近年プログラミング教育用アプリケーションはIEをサポートしないものが少なくありません.またIEはマイクロソフト社でも既に利用を推奨しないなどの報告がされていますが,実情としては,小学校,中学校,高校では未だにIEしか使えない学校が多いです.おかげさまで,小学校,中学校,高校,大学で使っていただいているのは以前ご報告した通りです.ピクトグラミングは学校で使っていただくことを念頭に入れており今後もIE対応は続けていきます.よろしくお願いします.

[ピクトグラミング] 線分描画におけるマウスドラッグ中の軌跡表示の追加.(と何を実装しないかに関する記述)

posted in: 更新情報, 開発者ブログ | 0

先日のエントリ「マウス操作だけでさまざまな線画が描けるようになりました!」で,マウス操作で直接線画が描けるようにした報告をしましたが,今回,マウスドラッグ中の軌跡を表示するように変更しました.

マウス操作に関する機能をもっと色々追加したい気持ちはあるのですが,ピクトグラム作成ツールの側面だけではなく,プログラミング学習ツールとしての側面を残したいのでわざと入れていない機能がたくさんあります.

マウス操作だけでも,それなりのピクトグラムはできるのだけど,アニメーションピクトグラムやデザイン的に精錬されたピクトグラムを作ろうとすると命令の仕様を理解し,キーボード入力で命令コードや値などを記述・変更していかなければならないようになっています.その按配がピクトグラミングを実装する上でのポイントです.

 

 

ピクトグラミングのWebサイトの公開に関して,2018年度情報処理学会優秀教材賞を受賞することになりました. 

情報処理教育に関して優れた教材の開発を行った情報処理学会正会員を表彰する,情報処理学会優秀教材賞(2018年度)を受賞することが決まりました.

年間の研究会,シンポジウムの中から特に優秀な論文に与えられる2018年度情報処理学会山下記念研究賞,機関誌に発表された論文のうち,特に優秀な著者に授与される2018年度情報処理学会論文賞に続けての受賞です.優秀教材賞は,2019年度情報処理学会定時総会(2019 年 6 月5日開催)において授与される予定です.小学校から高等学校までのプログラミング教育の必修化が社会的に注目されている中において,今後の利活用が期待されています.

ピクトグラミングに関する論文で,2018年度情報処理学会論文賞を受賞することになりました. 

情報処理学会論文誌「教育とコンピュータ」に2018年6月掲載された「ピクトグラミング – 人型ピクトグラムを用いたプログラミング学習環境」が2018年度情報処理学会論文賞を受賞することが決まりました.年間の研究会,シンポジウムの中から特に優秀な論文に与えられる2018年度情報処理学会山下記念研究賞に続けての受賞です.論文賞は,2019年度情報処理学会定時総会(2019 年 6 月5日開催)において授与される予定です.小学校から高等学校までのプログラミング教育の必修化が社会的に注目されている中において,今後の利活用が期待されています.

[ピクトグラミング] マウス操作だけでさまざまな線画が描けるようになりました!

posted in: 開発者ブログ | 0

これまで,ピクトグラミングの線画はピクトグラム自身,あるいはピクトグラムの体の部品をテキスト形式の命令入力により動かし軌跡を描く方式でした.しかし,少し慣れが必要でした.そこで,マウス操作だけで線画が描けるようにしました.

まず,ピクトグラミングにL(Line)命令を追加しました.

 

命令の様式 処理
L arg1 arg2 arg3 arg4
座標(arg1,arg2)から座標(arg3,arg4)まで直線を描く

 

以下に例を示します.

PENW 10
PEN ROUND
L 100 0 300 200

ペンの太さや形状は引き継がれますので,この例では座標(100,0)から(300,200)まで線幅10で両端が丸型の線分が描かれることになります.PEN HOLD,RELEASE に関係なく無条件に描かれます.命令名は英語では「L」ですが,日本語では「線」,日本語ひらがなでは「せん」となります.

線 100 0 300 200
せん 100 0 300 200

また.人型ピクトグラムディスプレイパネル上で,始点を人型ピクトグラムの体の部分以外の点にして,終点までドラックすると,

L <始点のx座標> <始点のy座標> <終点のx座標> <終点のy座標>

の命令(”L”の部分は言語設定により変わる)が,プログラムコード入力領域のカーソルの位置に自動的に挿入されます.つまりマウス操作だけで,様々な線画が描けるようになりました.

 

 

河合塾 2019年4月27日 東京会場 親子でプログラミング体験!「ピクトグラムを動かそう!」開催のお知らせ  #ピクトグラミング #ピクトグラム #プログラミング

posted in: 開発者ブログ | 0

学校法人河合塾の主催で 2019年4月27日  親子でプログラミング体験!「ピクトグラムを動かそう!」が,3月の名古屋に続けて,東京で開催されます.時間は13:30から16:00までの2時間で,場所は河合塾 千駄ヶ谷CBTセンターです.対象は新小学5年生,新小学6年生とその保護者の方先着25組50名です.講師はピクトグラミング開発者の伊藤一成です.河合塾のスタッフの方々がサポートしてくれます.参加費は無料です.

こちらのURIから参加申し込みできます.奮ってご参加ください.

https://www.kawai-juku.ac.jp/event/list/school-c-knt/dtl0000010120

2019年度 河合塾Wingsの入塾金半額(5,000円)免除の参加特典もあります.

[ピクトグラミング] 日本語,日本語ひらがなモードでの体の部位のデフォルト表記をより親しみのある名称に変更しました.

posted in: 開発者ブログ | 0

先日の投稿で,体の部位の指定に

「肩」「かた」「肘」「ひじ」「股」「また」「膝」「ひざ」

を使用できるようにしたとアナウンスしましたが,

 

[ピクトグラミング] 肘神様という踊りがあることを知りました.とても興味深いです.そこで,体の部位の指定に「肩」「かた」「肘」「ひじ」「股」「また」「膝」「ひざ」を使えるようにしてみました.

これらの表記をデフォルトにしてみました.日本語入力モードあるいは,日本語ひらがな入力モードで体の部位をドラックしたり,命令入力支援ボタンを押下して命令を生成した場合に,これらの部位の名称が自動的に入力されます.

 

もちろんこれまでの,左上腕のように3文字の漢字の組み合わせで8(=2*2*2)通りの部位を表現する入力方式もサポートします.

 

しばらく様子を見て,使いにくいという声が多ければ,左上腕のように3文字の漢字の組み合わせで8(=2*2*2)通りの部位を表現する方式をデフォルトとする元の形式に戻します.

 

英語バージョンはこれまでと同様,LUAのように3文字のアルファベットの組み合わせで8(=2*2*2)通りの部位を表現する方式をデフォルトとします.

 

体の部位と表記の対応

英語 日本語 にほんご
BODY
Body
からだ
LUA
LeftUpperArmLS
左上腕

左肩

ひだりじょうわん

ひだりかた

LLA
LeftLowerArmLE
左前腕

左肘

ひだりぜんわん

ひだりひじ

RUA
RightUpperArmRS
右上腕

右肩

みぎじょうわん

みぎかた

RLA
RightLowerArmLE
右前腕

右肘

みぎぜんわん

みぎひじ

LUL
LeftUpperLegLC
左大腿

左股

ひだりだいたい

ひだりまた

LLL
LeftLowerLegLK
左下腿

左膝

ひだりかたい

ひだりひざ

RUL
RightUpperLegRC
右大腿

右股

みぎだいたい

みぎまた

RLL
RightLowerLegRK
右下腿

右膝

みぎかたい

みぎひざ

[ピクトグラミング] 案内用図記号のJIS改正を機に,線画で描いた様々なオブジェクトを簡単に塗りつぶせるようにしました.#ピクトグラム

posted in: 開発者ブログ | 0

これまで線画で描いた様々なオブジェクトを塗りつぶすためには,線を少しずつずらして重ね書きするしかありませんでした.

JISの案内用図記号に「洋風便器」「和風便器」「温水洗浄便座」が追加されたことを機に,

 

 

体の指定した部分の座標を含む閉じた線画の内部を全て塗りつぶすことができるように命令を拡張しました.
赤字で表記されている部分が追加された部分です.

 

命令の様式 処理
PEN arg1 [arg2] arg1 がUPの場合,ペンを上げる.DOWN の場合,ペンを下げる.arg1がUPまたはDOWNの時は,ペンの上げ下げをする体の部位の名称をR,RW命令と同様の表記でarg2に指定できる.arg1がFILLの時は,R,RW命令と同様の表記で指定されたarg2の体の部位の座標を含む閉じた線画の内部を塗りつぶすことができる.arg2が省略された場合は BODYが記述されているものとみなされる.
ペンの両端について,arg1がSQUAREの場合,線の両端の形状は四角,arg1がROUNDの場合線,両端の形状を丸を付加する.arg1がBUTTの場合は両端に形状を付加しない.ペンの種類について,arg1 が NORMALの場合は実線を,ERASEの場合は線を消す,XORの場合はすでに描かれていた部分は消し,そうでない部分は描く(反転).初期状態はペンが上がっている状態で,線の両端の形状は四角(SQUARE),ペンの種類はノーマル(NORMAL).

 

指定できる体の位置は以下の9箇所です

[日本語]

[English]

サンプルを示します.
線画を組み合わせて和式便器(の外枠)を描いてみました.

SC 0.1
MW -80 40

PEN DOWN
RT 270
REPEAT 90
FD 2
LT 1
MW 0 0.5
END
LT 90
FD 400
LT 90 
FD 30
REPEAT 90
FD 0.4
LT 1
END
FD 220
REPEAT 90
FD 0.7
RT 1
END
FD 63

これに対して,次の3行を最後に追加します.

PEN UP
MW -30 30
PEN FILL

1,2行目で描画ポイントである体の中心部分を線画で囲われた部分の内部に移動させています.1行目でPEN UPしておかないと描画ポイント自体に線が描かれてしまい,塗りつぶされないので注意してください.また線画で描かれた線画が閉じていないと,画面全体が塗りつぶされてしまうので注意してください.
3行目で,描画ポイントである体の中心部分を含む線画で囲われた領域を塗りつぶしています.

 

SC 0.1
MW -80 40

PEN DOWN
RT 270
REPEAT 90
FD 2
LT 1
MW 0 0.5
END
LT 90
FD 400
LT 90 
FD 30
REPEAT 90
FD 0.4
LT 1
END
FD 220
REPEAT 90
FD 0.7
RT 1
END
FD 63
PEN UP
MW -30 30
PEN FILL 

このプログラムを実行すると,次のように塗りつぶされます.

 

ピクトグラミングの特徴は,人型ピクトグラムと図形描画によって作成されたオブジェクトを組み合わせられることでしたので,以下のような画像も作成できます.和式トイレの使い方を知らない人には以下のようなピクトグラムの方が親切なのかもしれません.

 

体の中心部分以外で描いたり,塗りつぶしの基準点を体の中心部分以外にすることもできます.これは左前腕(LLA)で描いた四角形を,四角形の内部に位置する左上腕(LUA)を基準に塗りつぶした例です.

SK
RW LUA 45
PEN DOWN LLA
REPEAT 4
RW LUA 90
END
PEN UP LLA
PEN FILL LUA