これまで,ピクトグラミングの線画はピクトグラム自身,あるいはピクトグラムの体の部品をテキスト形式の命令入力により動かし軌跡を描く方式でした.しかし,少し慣れが必要でした.そこで,マウス操作だけで線画が描けるようにしました.
まず,ピクトグラミングにL
(Line)命令を追加しました.
命令の様式 | 処理 |
---|---|
L arg1 arg2 arg3 arg4 |
座標(arg1,arg2)から座標(arg3,arg4)まで直線を描く |
以下に例を示します.
PENW 10 PEN ROUND L 100 0 300 200
ペンの太さや形状は引き継がれますので,この例では座標(100,0)から(300,200)まで線幅10で両端が丸型の線分が描かれることになります.PEN HOLD,RELEASE に関係なく無条件に描かれます.命令名は英語では「L」ですが,日本語では「線」,日本語ひらがなでは「せん」となります.
線 100 0 300 200
せん 100 0 300 200
また.人型ピクトグラムディスプレイパネル上で,始点を人型ピクトグラムの体の部分以外の点にして,終点までドラックすると,
L <始点のx座標> <始点のy座標> <終点のx座標> <終点のy座標>
の命令(”L”の部分は言語設定により変わる)が,プログラムコード入力領域のカーソルの位置に自動的に挿入されます.つまりマウス操作だけで,様々な線画が描けるようになりました.