なぜ人型ピクトグラムに着目と聞かれることがあります.これも理由は多々あるのですが,それは順次書いていくとして,一つあるのは,非常口のピクトグラムで有名な太田幸夫さんが「ユニバーサル・コミュニケーションデザインの認識と実践」のWebページで述べられている中の次の一節からきている投影(projection)の話です.
(非常口ピクトグラムの下端を)”閉じない場合は、走る人型を囲む空間が見る人を包む空間とつながって走る人は見る人の投影になる。”
人が人型ピクトグラムに対して投影するならば,人型ピクトグラムが人に投影しても良いと思ったわけです.それにより双方にとって互恵的な関係が構築できるのではと.
ピクトグラムの投影に関係する効果は,心理学系の研究者と共同で研究してみたいです(どなたかご関心のある方はいらっしゃいませんか?).