ピクトグラミングでは,様々な方法で線が描けますが,その線の太さの初期状態の値を1から15に変えました.
線の太さを変えるには,線の太さを変える命令を入力する必要があります.この命令の存在に気づかないと,初期状態(太さ1)のままピクトグラムを作成してしまい,以下のようなピクトグラムになってしまいます.ピクトグラミングでは,プログラミングの視点からすると,複雑な線画を単純な命令列でプログラムできるのが特徴となっており,その場合,太さを1にしておいたほうが望ましいので,これまでデフォルトを1としていました.一方ピクトグラムを作るという視点からすると,細い線は視認性が悪く,ピクトグラムデザインの点からもよくありません.そこで今回デフォルトの線の太さを15としました.
よって,これからは,以下のようなピクトグラムが,線の太さの設定を変えずに作ることができます(つまりはマウス操作だけでもできます.).ピクトグラミングシリーズは共通のコンポーネントを使っているので,全てのシリーズ(標準のピクトグラミング,ピクソン,ジャバスクピクト, ブロックピクトグラミング)で変更されます.
ただし,小学校向けコンテンツ中の算数(第5学年)B 図形(1)正多角形に特化した二つのバージョンは,図形(正多角形)を描くことが目的となっているので,線の太さは1のまま(正確には最初に線の太さを1にする命令を裏で実行している)にしています.