[ピクトグラミング]座標グラフィックス機能の拡張

ピクトグラミングでは,視点の異なる3通りの図形描画方式をサポートしています.図に例を示します.それぞれ,(a)ヒューマングラフィックス,(b)タートルグラフィックス,(c)座標グラフィックスと呼称しています.

 

前回は,(b)タートルグラフィックスの機能を拡張しましたが,今回,(c)座標グラフィックスの機能を拡張しました.

 

変更点は,

1. 線分の描画に時間の概念を取り入れた.

2. 回転,移動と同じく,「待ち」命令を取り入れた.

です.拡張した,座標グラフィックス関係の命令様式と処理内容は以下の表のとおりです.

これによりL命令は,第5引数に時間を指定できるようになりました.また,後ろにWをつけたLW命令を新たに追加しました.Wが付くか付かないかの挙動は,R,RW命令やM,MW命令と同様の対応関係になっています.

 

 

命令の様式 処理
L arg1 arg2 arg3 arg4 [arg5] 座標(arg1,arg2)から座標(arg3,arg4)までarg5秒かけて線分を描く.arg5が 省略された時は,arg5 に0が入力されているものとして取り扱う.
LW arg1 arg2 arg3 arg4 [arg5] 座標(arg1,arg2)から座標(arg3,arg4)までarg5秒かけて線分を描く.移動が終了するまで次の命令は実行されない.arg5 が 省略された時は,arg5に0が入力されているものとして取り扱う.

 

また各言語の表記は以下の通りです.

 

英語表記 英語 日本語 にほんご
L Line
line
せん
LW LineWait
linewait
線待ち せんまち

 

例えば,以下のような線画のアニメーションを,人型ピクトグラムを動作させることなく描画できます.

 

SC 0.5
PENW 30
PEN ROUND

L 0 -200 -200 0 1
LW 0 -200 200 0 1
L -200 0 -200 150 1
LW 200 0 200 150 1
L -200 150 200 150

 

 

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