研究所概要・アドレス

ピクトグラムは,世界共通の記号表現として世界中で用いられている.ピクトグラムは,観光,異文化コミュニケーション,語学,認知科学,心理学,防災科学,福祉工学など様々な学問領域,様々な文脈で広く用いられている.ピクトグラムが活用できる領域は限定されないが,特に,情報教育分野を中心に,新たなピクトグラム利活用の可能性について学際的視点から探究する.

1.情報教育分野

2020年からの小学校でのプログラミング教育必修化,2022年度からの高等学校の教科「情報」における情報の科学的な理解を重視した共通教科情報科の共通必履修科目化,2025年度入試からの大学入試共通テストへの教科「情報」の導入など,情報教育全般のカリキュラムやコンテンツの整備,検討が急務であると考えられる.本研究所では,情報教育普及の理念に基づいて広く社会貢献,研究,教育活動を行うことで,公教育における情報教育推進に寄与することを目指す.当研究所では,ピクトグラムコンテンツ作成環境「ピクトグラミング」およびその派生アプリケーション群を開発し,Webで公開している.ピクトグラムは自身との同一視効果や感情移入効果があると言われており,人間活動の中にピクトグラム(特に人型ピクトグラム)を有機的に組み入れることで同調的学習の促進が期待できる.

アドレス
252-5258 相模原市中央区淵野辺5-10-1 O204
青山学院大学 ピクトグラム研究所(伊藤一成研究室)