何でプログラミング言語間を繋げるか

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初学者や低年齢でのプログラミング教育・学習が取り扱われる中で,どのようなプログラミング言語が良いかという話題がいつもでます.例えば,発達段階や学習指導要領を鑑み,幼稚園から小学校低学年まではViscuitで,小学校では,Scratchなどのブロック型で,中学ではブロックとテキストが相互変換できるもので,高校ではテキスト型のスクリプト言語というような学年進行に沿った意見.あるいはまずは,アンプラグドでとか,ロボットなどのフィジカルを組み合わせるのが重要だとか.色々な人々が,時には所属する組織や業界の思惑もちらつかせつつ様々な意見を述べています.ただ私は何れも共感できないでいます.

 

人型ピクトグラムは,コンテンツでもありデータでもあります.OO(オブジェクト指向)の授業も担当していますが,そこではJava,Processingを使っています.それらに共通しているのは,人型ピクトグラムをコンテンツorデータの題材として共通して使用していることです.コンテンツやデータをプログラミング言語横断的に使用しているということです.

人型ピクトグラムは,行為者の投影でもあります.私も用途や目的に応じて様々なプログラミング言語を使います.例えばScratchで作るのが一番早いと思えば,授業で使うプログラムをScratchで作ることもあります.もちろんCやPython等々用途に応じて使い分けます.人型ピクトグラムは自由に様々なプログラミング言語を操るという行為者のシンボルでもあります.

人型ピクトグラムでプログラミング言語間の繋がりを考えてみるのも面白いのではないかと思っています.

 

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