条件分岐以前

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現在ピクトグラミングでは,テキスト型プログラミングを採用しています.ブロック型やアイコニック型も順次実装していく予定ですが,テキストを優先しているのには理由があり,その理由は改めて書きたいと思います.テキスト型でよく言われるのが,段階的に単元を学んでいく際に「条件分岐」の項でつまづきがちというのがあります.初学者にとって正しい条件式を設定するというハードルに加え,シンタックスエラーが発生しえないブロック型と異なり,エラー発生の要因となる条件式の記法の難しさもあるからです.

ピクトグラミングでは,逐次実行,並列実行,変数,繰返しまでの処理で,自分の身体や経験,知識に基づいて表現された体現ピクトグラム,社会的に広く認知されている人物のアクションを再現した流行ピクトグラム,思わず笑わずにはいられないユーモア・シュールピクトグラム,身の回りや世の中に役立ちそうな実用的なピクトグラムまで,様々なピクトグラムが作れます.

プログラミングを学ぶためというよりは,例えば,ピクトグラムを作ってみようというような切り口でまずは条件分岐以前の段階までで授業設計するのが良いと思っています.楽しんでいたら,いつのまにかプログラミングの基本概念も体得しまったみたいな.そのような授業設計,授業実践が色々とできるだろうと思っています.ぜひこういう切り口で実践しましたというのがありましたら,教えてください.リンク可能なコンテンツであれば,当サイトからリンクを張らせていただきたいです.

 

 

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